2008年1月7日月曜日

お正月には繭玉(餅花)を飾りましょう。

 お正月には繭玉(餅花)を飾る風習があるので今回は実家にお邪魔して写真を撮ってきました。
田舎に居たときは実家や友人宅でよく正月に飾られているのを見ていたのですが、関東に出てからほとんど見ることが無かったため、今回調べてみました。

 繭玉(まゆだま)と呼ぶのは一部の地域のようで、全国的には(東日本では)餅花(もちばな)と呼ぶのが一般的なようです。餅花はヤナギ、水木などの木に小さく切った餅や団子を飾り、一年の五穀豊穣を祈願するそうです。
 関東も餅花を飾るエリアに入りそうですが、自分が居たときはお店の前に出来上がりの小さなプラスチックの熊手のようなものを飾っているのしか見たことがなかった気がします。それに、お飾り自体は色々探したのですが全然売っていませんでした。


 函館で繭玉と呼ぶときは、モナカの皮のような半球状のものを買ってきて、水につけ濡らしたものを2つセットで木に付けて行きます。
 くっつけたところはこんな感じになります。
1つの大きさはピンポン球程度でしょうか?中には一回り大きな(小さめのみかん程度)繭玉も入っていてそれも飾り付けます。

 繭玉が付け終わったら、今度はお飾りを順にバランスよく付けて行きます。
実家では、昔から毎年一つずつ買って増やしてきたそうですが、最近は繭玉を飾る家も少なくなったのか、お店でも取り扱いが減っていて、新作の飾り付けがあまりなく、ここ数年はお飾りを買わない年も出てきたそうです。

 中にはこんなお飾りもありました。

 今回この記事を機に調べたところ、全国には本当に色々な餅花(繭玉)飾りがあるようですね。
餅花の方は、上新粉を練ってふかし着色したものだけで飾りつけたり、繭玉は、カイコの繭ににせて小さな手作りの鞠を連ねて飾ったりする地方もあるようです。
また、大きさも花瓶に飾れる生け花程度のものから、竹を組んで収穫した稲をかけるような形にしたものに飾り付けるなどいろいろでした。

これがあるとお正月だなぁ。と思うのは自分だけではないはずです。

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